(吸音くんのBLOG5) 防音・吸音対策の事例

家庭での防音・吸音対策

 子供の遊び声や楽器の練習音などは、家庭内での主要な騒音源の一つです。これらの音は、家族の日常生活や周囲の近隣住民に影響を及ぼすことがあります。以下に、これらの問題点について詳しく説明します。

子供の遊び声

  • 音量と不規則性: 子供たちは遊びに夢中になると、自然と声が大きくなりがちです。また、遊びの音は不規則で、跳ねる、走る、物を落とすなどの物理的な音も伴います。この不規則性が、特に集中を要する作業をしている大人にとっては大きな干渉となり得ます。
  • 時間帯: 子供たちは早朝や学校から帰宅した後の夕方に活動的になることが多く、この時間帯は大人が仕事をしているか、または静かな時間を必要としている場合があります。

楽器の練習音

  • 音量: 楽器、特に金管楽器や打楽器、ピアノなどは非常に大きな音を出すことがあります。練習には一定の音量が必要ですが、これが他の家庭成員や隣人にとって騒音となることがあります。
  • 練習時間: 楽器の練習は日常的に行われることが多く、特に夜間や早朝に練習することが家庭内外の他の人々の休息を妨げる原因になります。
  • 音の質: 楽器の音は響き渡る性質を持ち、隣室や階下にも容易に伝わります。また、練習過程で発生する不協和音が不快感を引き起こすことがあります。

問題点への対策

  • 適切な時間帯の設定: 子供の遊び時間や楽器の練習時間を、家族内や近隣住民に最小限の影響を与える時間帯に設定することが重要です。
  • 防音・吸音対策: 部屋の改装に防音材を使用したり、吸音パネルの設置、厚手のカーペットやカーテンを使用することで、音の伝播を減らすことができます。
  • 専用スペースの利用: 可能であれば、子供の遊び場や楽器の練習用の専用スペースを設けることで、他の空間への音の影響を最小限に抑えることができます。

子供の遊び声や楽器の練習音は、家庭内の幸福と活動的な生活の重要な部分です。しかしながら、これらの音が過度になると家庭内外での快適さや集中力に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、適切な対策を講じることが重要です。

オフィスでの防音・吸音対策

 オフィスでの防音・吸音対策は、快適な職場環境を作り出し、生産性を向上させる上で非常に重要です。オープンスペースのオフィスや共有の作業スペースでは、人の話し声、電話の音、キーボードを打つ音、プリンターの動作音など、多様な騒音が常に存在します。これらの騒音は、従業員の集中力を乱し、ストレスを引き起こす原因となります。以下に、オフィスでの防音・吸音対策について具体的な方法を説明します。

オフィスデザインの工夫

  • オープンスペースの問題点: オープンスペースのオフィスはコミュニケーションを促進しますが、騒音の拡散もしやすいです。
  • 解決策: 小さな会議スペースや個別作業用ブースの設置。これらは、必要なときに集中して作業ができる静かな空間を提供します。

吸音材料の利用

  • 騒音対策: 特に天井や壁に吸音パネルやファブリックを使用し、オフィス内の騒音を減らします。
  • 実施例: 吸音性の高い天井タイルの使用や、壁に吸音パネルを取り付けることで、音の反響を減らし、全体の騒音レベルを下げます。

防音カーテンと間仕切りの設置

  • 効果: 防音カーテンや移動可能な間仕切りは、オフィス内で発生する騒音を物理的に遮断する効果があります。
  • 使用例: 会議エリアやリラックススペース周囲に防音カーテンや間仕切りを設置して、周囲の騒音から遮断します。

騒音発生源の管理

  • 具体的な対策: プリンターやコピー機などの騒音発生機器をオフィスの中央や共有エリアではなく、隔離された場所に設置します。
  • メリット: 日常的に使用される機器の音が直接作業スペースに影響を与えないようにすることで、騒音による集中力の散漫を防ぎます。

静かなリラクゼーションエリアの設定

  • 目的: 従業員が短時間でも静かな環境で休息を取れるようにするため。
  • 実装: 静かな休憩スペースやリラクゼーションエリアを設け、ストレス管理と生産性の向上に寄与します。

音響設計の専門家の利用

  • 推奨: 特に新しいオフィスの設計や大幅なリノベーションを検討している場合、音響設計の専門家に相談することが有効です。
  • メリット: 専門家は、オフィスのレイアウトや材料選定において、最適な防音・吸音対策を提案できます。

オフィスでの防音・吸音対策を実施することで、騒音によるストレスを軽減し、従業員の満足度と生産性を向上させることができます。各社のオフィス環境やニーズに応じて、上記の対策を適切に組み合わせ、実施することが重要です。  どうぞお気軽にお問い合わせください。

事例紹介

・日本電通株式会社 6階ショールームの事例 (吸音パネルの増設))

当社ショールーム吸音工事について

当社は常にお客様の満足を追求し、快適で価値ある体験を提供することを目指しております。この度、ショールーム内の環境改善を図るため、最新の吸音技術を駆使した工事を実施いたしました。本工事により、お客様にとってより心地よい空間を提供できるようになった過程と成果をご紹介いたします。

工事の背景

吸音ワークスペースは、外部の音を特に気にすることなく活動を行うための重要なスペースです。しかし、従来の吸音設備では十分な音響環境が確保されず、部屋内での残響や外部からの騒音が問題となっていました。そのため、より高品質な音響環境を実現し、訪問者が快適に作業を行えるようにするために、吸音パネルの増設が必要とされました。

工事の目的

  • 音響環境の向上:増設された吸音パネルにより、吸音ブース内の響きやエコーを軽減し、より自然でクリアな音響環境を実現することを目指します。これにより、音声録音や楽器演奏などの活動がより効果的に行えるようになります。

  • 騒音の軽減:外部からの騒音が吸音ブース内に影響を与えることを防ぐために、増設された吸音パネルは外部からの音の侵入を防ぎます。これにより、訪問者が外部の騒音に干渉されることなく、集中して作業を行うことができるようになります。

  • 音のクリアネスの向上:増設された吸音パネルは、音の反射や干渉を抑制することで、音のクリアネスやディテールを向上させます。これにより、音響制作や録音時により正確な情報が得られ、高品質な音源の作成が可能となります。

工事の方法と実施内容

  • 吸音材の選定と配置: 高性能な吸音材をショールームの特性に合わせて選定し、特に反響が生じやすい壁面や天井に配置しました。
  • 音響設計の専門家による監修: 音響の専門家により、ショールーム内の音響バランスを最適化するための設計が行われました。
  • デザインとの調和: 吸音機能を持つ素材や装飾を用いることで、機能性とショールームの美観を両立させました。

工事の効果

  • 周囲環境への影響の軽減: 吸音パネルの増設により、吸音ブースからの音の漏れや周囲への影響が軽減されました。これにより、周囲の環境や他の作業スペースに対する配慮が向上しました。

  • 音響調整の柔軟性の向上: 新たに増設された吸音パネルは、調整可能な配置や取り外し可能な設計としました。これにより、吸音ブース内の音響特性を必要に応じて調整することが可能になりました。

  • 外部からの音の影響の排除: 吸音パネルの増設は、外部からの不要な音の影響を排除するだけでなく、ブース内の音の外部への漏れも防ぎます。これにより、周囲の環境や他の作業スペースに対しても配慮が行き届いた状態が保たれました。

弊社の取り扱い商品 【吸音ワークスペース】

吸音ワークスペース【外観】

弊社においては、快適で生産的なオフィス環境を実現するための「吸音ワークスペース」を本社6階ショールームにて展示しております。製品の特徴や仕様、ご購入方法など、どのようなご相談でもお気軽にお問い合わせください。

吸音ワークスペースの期待されるメリット

  • 騒音軽減: オフィス内の雑音や会話の騒音を効果的に吸収し、静かな作業環境を提供します。
  • 集中力向上: 周囲の騒音が減少することで、作業や勉強への集中力が向上します。
  • ストレス軽減: 騒音によるストレスが減少し、働きやすい環境が整います。
  • プライバシー保護: 会話が外部に漏れにくくなり、プライバシーの保護に役立ちます。
  • コミュニケーションの質向上: より静かな環境では、意思疎通がスムーズになり、コミュニケーションの質が向上します。
  • 作業効率の向上: 無駄な中断が減り、作業効率が向上します。
  • 疲労感の軽減: 長時間の作業でも、騒音による疲労感が軽減されます。
  • 外観の向上: モダンなデザインの吸音材を使用することで、オフィスの外観と雰囲気を向上させることができます。
  • 多様な用途: 会議室、個人のワークスペース、オープンスペースなど、様々な場所に適用可能です。
  • 長期的なコスト削減: 効果的な騒音管理により、従業員の健康や生産性を維持し、長期的に見て人件費や医療費などのコスト削減につながります。
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